鼓を打って神様を楽しませる…「喜」
2018.8.5

夏真っ盛り。各地で夏祭りが盛んに行われています。夏祭りは、神社などで神様に奉納することから始まったものが多いと言われています。
左上の甲骨文字を見てください。
と
からなり、
は鼓で打楽器の象形。
は祝詞を入れる器の形で、神様に祝詞を捧げ、鼓を打って楽しませるという意味になります。つまり、御神楽のことで、当初は、人がはしゃいで喜んだり、笑ったりするということではなかったのです。
今では人の心の意味が主になり、喜劇や歓喜、喜怒哀楽などと使います。
(産経国際書会常務理事、山本晴城)
