産経国際書会

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草などを刈る道具「鎌」

 今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。源頼朝を支えた13人のうち、第1の側近となった北条義時を主人公にした内容です。今回はその鎌倉の「鎌」についてお話をします。

 「鎌」の文字の成り立ちは、「金」と「兼」との会意による、会意けん形声文字です。2つ以上のものを合わせる、あわせもつ、かねるを意味する「兼」と金属を表す「金」が付くことにより、草などを刈る農具を表す「鎌」という漢字ができました。

 読みは、音読みでは「レン」。訓読みでは「かま」です。部首は「金」(かねへん)となります。

 「鎌倉殿の13人」が始まって以来、鎌倉は観光客でにぎわっているようですね。私も鎌倉へは最近は行っていないので、再び訪問したい思っています。

(産経国際書会常務理事 山本晴城)