産経国際書会

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怖い漢字・・・「童」

 今回は漢字に隠された恐ろし過ぎる由来の「童」についてお話をします。

 「童」の文字の成り立ちは、「しん(針)」と「目」と「重」の会意による会意けん形声文字です。「入れ墨を入れるのに使う針」の象形と「人の目」の象形と「重い袋」の象形から、針で目の周りに入れ墨を入れられた奴隷どれいを指す「童」という漢字が生まれました。これにより、下働きの「こども」を指したところから「童」は「こども」を意味するようになりました。

 読みは、音読みでは「ドウ」「トウ」。訓読みでは「わらべ」です。部首は「立」(たつへん)となります。語例としては、童子どうじ童心どうしん、童話、童謡、童顔、学童、児童、神童などです。

 児童のためにも、戦争の無い平和な世界を祈ります。