産経国際書会

「産経国際書会」公式ホームページです。

「米」は籾殻(もみがら)から米粒(こめつぶ)が外に出ている形

 今回は「米」についてお話しします。

 「米」は金文では「」と書き、ヨコの「」は籾殻で、6つの点は籾殻から米粒が外に出ている形です。この文字の成り立ちから「米」という字は象形しょうけい文字となります。篆書では「」と書き、金文の中央タテ「」を上下一つの線でつないでできています。

 ちなみに「稲」は脱穀だっこくしていないもの、「米」は精米せいまいしたものをいいます。
お米を炊くと白い湯気ゆげが立ち上りよい香りが広がっていきます。炊き立てで熱々あつあつのご飯はそれだけでおいしくいただくことができますね。

(産経国際書会理事長代行 髙橋照弘)