産経国際書会

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「将」は「戦勝祈願の祭りの様子」を表していた!

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康・・・いずれも人気の高い歴史上の武将ですが、皆さんは好きな戦国武将はいますか?今回は武将の「将」について見ていきましょう。

 「将」の旧字体は、へんつくりが少し変わって、「將」となります。この「將」の文字を分解すると「爿」+「月」+「寸」となりますね。「爿」は「細長い机」、右上の「月」は「肉」、右下の「寸」は「手」をそれぞれ表しており、組み合わせると、「机の上に手で肉を神様にお供えし、その祭肉を携えて出征する」ことを表現しております。つまり、「戦勝祈願の祭りの様子」です。そして軍を率いる人を「将軍」と言いました。

 天下分け目の関ケ原の戦いは多くの武将が参戦したと言われておりますが、戦国武将のすごさを改めて実感しますね。

(産経国際書会専管理事 鈴木暁昇)