産経国際書会

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「父」が手にする権威の象徴は?

 昔むかし、武器ぶきとしても使つかわれた「斧」(おの)は、地位ちいや権威けんい、すぐれた力ちからを表あらわす象徴しょうちょうでした。

 上の文字は「父」という漢字の甲骨こうこつ文ぶんです。石いしの斧おの()を手て()に持もっている形かたちをしています。権威やすぐれた力を持った指導者しどうしゃ、それが本来ほんらいの「父」の意味いみです。

 グループのリーダーであった父はやがて、家か族ぞくを率ひきいるリーダー、みなさんが現在げんざい使つかっている「おとうさん」を表すようになりました。

 父には地位のある男性だんせいを敬うやまう意味いみもあります。例たとえば人望じんぼうのある老人ろうじんは「老父ろうふ」、父親ちちおやのように親したしみ敬っている先生せんせいは「師父しふ」と呼よばれます。

(書:産経国際書会副理事長 髙橋照弘)