産経国際書会

「産経国際書会」公式ホームページです。

羽を広げて飛ぶ鳥の姿

 上の文字は「飛」という漢字かんじの篆書てんしょです。篆書は漢字の書体しょたいのひとつで、国宝こくほう「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)の金印きんいんで使つかわれている書体です。現在げんざいでも印鑑いんかんなどに使用しようされています。

 上の文字をよく見みてください。鳥とりが左右さゆうの羽はねを大おおきく広ひろげ、飛とんでいる姿すがたを表あらしています。南米なんべいペルーの「ナスカの地上絵ちじょうえ」にもよく似にた絵がありますね。「飛」という漢字は、物ものの形かたちをかたどってできた象形しょうけい文字なのです。

 「飛」という漢字には①空そらを飛ぶ②速はやく行く③高たく上あがる―などのほかに、「根ねも葉はもない」という意味もあります。「流言りゅうげん飛語ひご」という四字熟語よじじゅくごの意味を調しらべてみてください。

(書:産経国際書会常務理事 永田龍石)