産経国際書会

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家に人が止まる形 「宿」

 見知みしらぬ土地とちを訪たずねることは楽たのしいことです。旅行先りょこうさきでの山川海野かまかわうみのからの風かぜを受うけ、光ひかりを見み、音おとを聞きく。五感ごかんへの刺激しげきは心地ここちよく、身体しんたいに新あたらしい活力かつりょくが生うまれます。

 また、旅行先でいただく、その土地ならではの名物料理めいぶつりょうり、さらに宿やども旅行を思おもい出で深ふかくする、旅たびの大事だいじな要素ようそです。

 「宿」は、「」(人)と「」(席せき、筵むしろ)をあわせ、人が席の上うえまたは横よこに止とどまる形です。後のちに「宀」(屋根やね)を加くわえて、家いえに人が止まる、となり、やどる、旅館りょかん、星座せいざなどを表あらわすようになりました。

(書:産経国際書会副理事長 髙橋照弘)