産経国際書会

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手振りをまねる、本物でない…「化」

 「化」は、「人ひと」と「匕か」を組くみ合あわせた形成けいせい文字もじ、「人」は意味いみを、「匕」は音おんを表あらわしています。「匕」は、人がさかさまにひっくり返かえったもので、高たかいところから下したに落おちていくようすから、「下か」の音に読よまれたと言いわれています。

 この音は、「手振てぶりをまねる」、「本物ほんものでない」ことを意味します。

 「化身けしん」は神仏しんぶつの生うまれ変かわり、「化粧けしょう」は紅べに、おしろいで顔かおを美うつくしく見せること、「貨か」はお金かねである貝かいをものに交換こうかんする意味なのです。

 こうしてみると、「化」という文字の持もつ意味が良よく理解りかいできると思おもいます。

(産経国際書会副理事長、髙橋照弘)