産経国際書会

「産経国際書会」公式ホームページです。

亡くなった人を表す文字「祖」

 ご先祖せんぞの霊を供養くようする秋のお彼岸ひがんが明けました。家族がそろって全員の安全を願いお墓参りをします。お墓参りをしたあとはなぜか清々すがすがしい心になるものです。

 「祖」は神である「示」と音を表わす「且」を組み合わせています。音を表わす「且」は始めを意味することから、家系の初代を示しています。これを拡大して、亡くなった人全員を「祖(先祖)」というようになりました。

 自分の生まれた国を「祖国そこく」、親の親を「祖父母そふぼ」、旅での安全を守る「道祖神どうぞじん」などと使われています。

(産経国際書会副理事長 髙橋照弘)