産経国際書会

「産経国際書会」公式ホームページです。

山の下にある家屋のことを表す「底」

 「底」は小学4年生で学ぶ漢字で音読みでは「テイ」、訓読みでは「そこ」と読みます。「底」は家屋かおくを表す「广げん」、丘や山を表す「」に通じた「」、地を表す「いち」からなる組み合わせで、山の下にある家屋のことを表します。ただし、時が経過するとしだいに「底」が家屋を表す漢字であることが忘れられ、「ひくい」とか「した」を表す漢字として使用されるようになりました。

 「底」を使用した熟語じゅくごとして、草木くさきの根や物事ものごとのもとを表す「根底こんてい」、川や海の表面には表れない底の流れを表す「底流ていりゅう」などがあります。

(産経国際書会理事長代行 髙橋照弘)