産経国際書会

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「照」の成り立ちは神秘的⁉

 今回は「照明」などに使われる「しょう」について見ていきます。

 漢字を分解すると、「昭」+「灬」となりますね。「昭」の元の字は「卲」となり、「召」は「神霊しんれい」を示す「人(刀の部分)」と「神への祈りの文である祝詞のりとを入れる器」を意味する「口」を組み合わせて、「神霊を呼び寄せる」という意味になります。「卩」は「ひざまずく人の形」を表すことから「卲」は「神霊を迎えておがむ様子」です。そこに「灬」を付けることで、その様子を輝く光で示しました。そこから、「照る、照らす、あきらか」の意味となったとされております。

 このようなことを知ると「照」の漢字に神秘的なものを感じますね!

(産経国際書会専管理事 鈴木暁昇)