産経国際書会

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願いは色々、口(サイ)を並べた「品」、小さく区切った秘密の場所「区」

 今回と次回で口を持つ漢字を取り上げます。ずは「品」。昔は神へ願う時、祈りの言葉を書いて器に入れお供えした。その器が「」(金文)で、口が3つある形は、沢山たくさんあることを表すよ。「」を沢山並べていろんな願いを合わせ祈ることを指すんだ。(色々いろいろなもの・かず・しな)等の意味で「品物・新品・手品」と使う。

 次の「区」の元字は「區」で、げい(かこみ)の中に、やはり3つの「」があるね。匸は仕切られた秘密の場所なので、(囲みの中でひそかに祈る)、後に(小さなかこみ・くぎる)の意味になった。區を簡単にして区とし、「区域・区分・校区」と使うよ。

 最後になぞなぞ・・・物が自然に増える区はどこ?

(答えはこの記事を一番下までスクロールした所にあります)

(産経国際書会副理事長 勝田晃拓)

 









答え・・・品川区(品が湧く)