産経国際書会

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ものを担ぐ人…今は「何」に使われる?

 〽なんでだろう〜何でだろう〜♪って、ちょっとふるいかな?

 「これ何?」と、疑問ぎもん質問しつもん意味いみする「何」。ひだり甲骨文こうこつぶんると、ひとほこかついでいるかたちをしているね。おもいものを担いでいるから「荷」のもとでもあるんだ。金文きんぶんだと、うしろをいて、「何ですか?」とたずねているような形もある。「人」と「可」のわせで、「なに?」「なんぞ」「いずれ」の意味で使つかわれたんだね。

 「可」は、神様かみさまへのいのぶん祝詞のりと)をれるうつわの形の「」(くち)と、えだあらわす「」の組み合わせで、を木の枝でつことによって、ねがごと実現じつげんするよう神様にせまって許可きょかもら意味いみがあり、ここから疑問の意味がてきたんだね。いつもも「何故なぜなの」?と疑問をつことが自分じぶん成長せいちょうさせることにつながるよ。

(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)