産経国際書会

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長くて大きな川…「河」

 昨日きのう七夕たなばた夜空よぞらかがやあまがわ銀河ぎんがられたかな? そこできょうは、「河」のげよう。

 「河」とは、みずながれるおおきなかわで、中国ちゅうごくで「河」とえば、黄河こうがというながく大きな川をすんだ。右側みぎがわ前回ぜんかいの「何」とおなじ「可」だけど、ちの意味いみちがって、ここの「可」はえだを指し、がるという意味になるんだ。黄河は、途中とちゅうかいも90に曲がりながら流れているから、さんずいをくわえてその様子ようすしめしてもいるね(うえ甲骨文こうこつぶん)。

 ちなみに、中国の南方なんほうにある大きな川は、長江ちょうこうのように、河ではなく、「江」を使つかうんだ。「可」のついた漢字かんじは、ほかにも「歌」「呵」などあり、成り立ちが面白おもしろいから、いずれ紹介しょうかいするね。

 これからあつくなるけど、大河たいがの流れのようにゆったりとなつたのしもうね。

(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)