産経国際書会

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水がいっぱいになることを意味する「満」

 今年も全国各地から〝さくらが満開″の便りが届くようになりました。そこで今回と次回とで「満」と「開」についてお話しします。

 「満」は旧字を「滿」と書き、「氵」(水の意味)と「㒼」(いっぱいになるの意味)との会意による会意けん形声文字です。流れる水を表す象形「」と、飾りをつけたひざ掛け(おおう)を表す象形「」との組み合わせで、水がいっぱいになることを意味する「満(滿)・」という文字が成り立ちました。

 読みは音読みでは「マン・バン」。訓読みでは「み(たす)・み(ちる)」です。部首は「氵」(さんずい)となり、小学校4年生で学びます。

 今年は全国各地、お花見会場規制も緩和かんわされ、3年間できなかったお花見ができますね!コロナ対策はしっかり行い、楽しんでください。

(産経国際書会常務理事 山本晴城)