産経国際書会

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「母」の二つの点は愛情のしるし

 「母」という文字もじには安やすらぎがあります。いつも笑顔えがおで明あかるい母。優やさしく抱だきしめてもらうと幸しあわせを感かんじます。

 上の文字は「母」という漢字の甲骨こうこつ文字もじです。「母」のもとの漢字は「女おんな」ですが、「女」を表あらわす甲骨文字に二ふたつの点てんを加くわえた漢字が「母」です。二つの点は乳房ちぶさを表しています。みなさんを産うんでくれた母には「もとになるもの」「育そだったところ」という意味いみもあり、「母国ぼこく」「母船ぼせん」「母屋おもや」などがその例です。

 「母」と似た漢字に「毋」があります。母の点が線せんになったもので、「ぶ」「なかれ」と読よみ、禁止きんしや否定ひていの意味で使われます。

(書:産経国際書会 副理事長 髙橋照弘)