産経国際書会

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窓から差し込む月あかり「明」

 夜よる、部屋へやの明あかりがついていないのにほのかに明あかるく感かんじたことはありませんか。それは月つきのあかり。「明」という漢字はその月あかりから生うまれた文字もじです。

 上の文字は「明」の金きん文ぶんです。偏(へん)は明あかりとりの窓まどの形かたち、旁(つくり)は三日月みかづきの形から生まれた会意かいい文字です。暗くらい部屋に、窓から差さし込こむ一条いちじょうの月明かりを古代こだいの人たちは神かみの訪おとずれと崇あがめ、そこに神を祭まつったようです。

 「明」を使った熟語じゅくごもたくさんあります。明るさを表あらわす「明暗めいあん」、はっきりしていることを示しめす「明快めいかい」、賢かしこいという意味いみの「賢明けんめい」や「聡明そうめい」。これらはその一部いちぶです。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)