産経国際書会

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神に供え物を捧げる「祭」

夏なつ本番ほんばんですね。全国ぜんこく各地かくちで大小だいしょうさまざまな祭まつりが行おこなわれ、どこからともなく笛ふえや太鼓たいこの音おとが風かぜにのって聞きこえてくるようです。

 「祭」とは本来ほんらい、お酒さけや肉にくなどの飲食物いんしょくぶつを台だいに供そなえ、神かみに捧ささげる儀式ぎしきのことです。上の文字は「祭」という漢字の金文です。は肉、は右手みぎて、は台を表あらわしています。この漢字は、供え物ものの肉を手にして台に捧げることを表現ひょうげんした会意かいい文字もじなのです。

 「祭」に、屋根やねを表す「うかんむり」を足たすと「察」。屋内おくないで祭りごと行ない、神の心こころをはっきりとさせること、という本来の意味から現在げんざいのように①明あきらかにする②知しる③見みる、などの意味でも使つかわれるようになりました。
(書:産経国際書会副理事長 髙橋照弘)