2015年2月23日

いろいろある「手」の使い方


上の文字は「手」の象形文字しょうけいもじ(物の形をかたどった文字)です。見てみると、5本のゆびてのひら手首てくび、と人の手をそのままかたどっていることがわかります。

「手」という漢字にはさまざまな意味、使われ方があります。①手―拍手はくしゅ握手あくしゅ②手でする―手記しゅき手芸しゅげい③手わざ―手段しゅだん手腕しゅわん④仕事や役割―歌手かしゅ助手じょしゅなどです。

「扌」(てへん)と「手」はもともと同じ文字で、左のへんにあるときに変化します。「せつ」「とう」「」などが「手」の仲間たちです。

(書:産経国際書会副理事長
日本書道専門学校校長 高橋照弘)