産経国際書会

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もとは光栄なご褒美「休」

 やすみはつかれたからだこころげんにしたいときなど、休息きゅうそくする、という意味いみ使つかいます。しかし、もとは戦争せんそうがらてたひとが、王様おうさまからごほうをいただくことで、それを「休」といいました。休は「光栄こうえい」を意味する文字もじだったのです。

 休は、「人()」と「木()」から成り立っています。木はくは、「禾()」とかれ、とりのようなかたちはしら軍門ぐんもんにそえて立てられていたようです。

 そこで王様からいただくご褒美は、品物しなもののほかに「やすみ」もあり、「休」はのちに「やすむ」という意味に使われるようになりました。

 ごろ、一生懸命勉強いっしょうけんめいべんきょうしているみなさんだから、なが夏休なつやすみのご褒美がいただけたのでしょうね。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)