2016年4月 3日
先生をまねるから生まれた「学」
学校のサクラも咲き、いよいよ新学期が始まりますね。気持ちも新たに楽しく学習しましょう。上の文字は「学」の金文です。現在の漢字より頭の部分が少し大きくて複雑ですね。よく見ると「爻」(交差した木)、「」(左右の手)、「冖」(屋根)の中に「子」がいる組み合わせになっています。交差した木の屋根の校舎で、先生が手で子供に教えている様子を象っているのです。そこから「まなぶ」という意味になりました。
最近、木造校舎は少なくなりましたが、一生懸命に学ぶ大切さは変わりません。みなさんもたくさん学んで、この漢字のように頭の中を大きくしてくださいね。
(書:産経国際書会副理事長 勝田晃拓)
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