2016年4月17日

病は「気」から命の源「気」

 はる陽気ようきさそわれてそとると、空気くうきあたたかく、おもわずうたいだしたくなる気分きぶんになります。気がきましたか。陽「気」、空「気」、「気」分・・・今回こんかいの漢字は気になる「気」です。
 上の文字は「気」のきんぶんです。气はそらかぶくも象形しょうけい。米はエネルギーを四方しほう八方はっぽう放出ほうしゅつするさまをあらわしているというせつと、稲穂いなほ、つまりこめを表しているという説があるようです。いずれにしても「気」がきるちからかつ動力どうりょくみなもとであることは、「気力きりょく」「気合きあい」「根気こんき」「勇気ゆうき」といった熟語じゅくごをみてもわかるでしょう。
 ぎゃくに気がすくなくなると病気びょうきになったり、気絶きぜつしたり。ですから、いつも気をためて、元気げんき頑張がんばりましょう。

(書:産経国際書会副理事長 勝田晃拓)