産経国際書会

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オノであたらしく木を切り出す 「新」

 りょく季節きせつです。公園こうえん子連こづれでにぎわっているね。今週こんしゅうからしばらく「辛」という字に関係かんけいした字の勉強べんきょうをしよう。

 まずは、「新」。甲骨こうこつ文字もじは、「辛」「木」「斤」のわせだよ。むかしは、くなったおやはいをつくるのに、のある刃物はものしん」を、「」にげ、それがたった木をえらんで作ったんだ。その木のことを「」といい、選んだ木を「おの」でったかたちから「新」という字がまれた。あたらしく木を切りしたことから、「あたらしい」「あらた」を意味いみする漢字かんじになったんだね。

 また、かまどでやす木を、「たきぎ(薪)」というよ。これは、位はいを作ったのこりりの木を火祭ひまつりの「まき(薪)」にしたことからているんだ。しいことをおぼえると、新緑のように成長せいちょうしていけるね。

(書:産経国際書会副理事長 勝田晃拓)