産経国際書会

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心が定まって開く…「快」

 異常気象いじょうきしょうつづ今年こっとし一刻いっこくはやく、もとの快適かいてき気候きこうもどってほしいものです。

 そこで、本日ほんじつげるのは「快」。ひだり篆文てんぶんをみると、「」(こころ)と、「」(かい)からできていることが分かります。「夬」の初形しょけいは「叏」で、「ゆう」(手)でのあるものをって、ものをつ形。するどることによって、「ことをけっすること」「すみやかにさだめること」、また「そのような心的しんてき状態じょうたい」をします。「心」と一緒いっしょになって、心が定まってひらくことから、「よろこばしい、たのしい」「気持きもちちがいい」「さわやか」「はやい」「鋭い」などの意味いみになりました。

 「快活かいかつ」「快晴かいせい」「快速かいそく」「全快ぜんかい」「愉快ゆかい」などと使います。

 解説かいせつは「明快めいかい」だったかな?

(産経国際書会常務理事、山本晴城)