産経国際書会

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大勢の巫女が神に迫って祈る…「歌」

 「歌」という文字は、「」と「けつ」で構成こうせいされます。

 「可」は、えだかたちうて)と、神様かみさまへのねがごといたものをれるうつわ)をわせたもの。「可」をかさねた「哥」は、複数ふくすう意味いみで、多数たすう巫女みこが、願い事がかなえられるよう神にせまっていのることをあらわしています。
 「欠」は、欠伸けんしん(あくびをして背筋せすじばすこと)で、っているひとおおきくくちひらいてうたっている側面そくめん姿すがたています。

 願いがかなえられるよう、リズムやアクセントをつけて祈ったことから、「歌」の意味がまれてきたのです。

 大晦日おおみそか定番ていばん、といえば「NHK紅白歌合戦こうはくうたがっせん」。ともに歌いあい、あかるい新年しんねんむかえましょうね。

(産経国際書会常務理事、眞田朱燕)