2018年7月 1日
ものを担ぐ人...今は「何」に使われる?
〽何でだろう〜何でだろう〜♪って、ちょっと古いかな?「これ何?」と、疑問・質問を意味する「何」。左の甲骨文を見ると、人が戈を担いでいる形をしているね。重いものを担いでいるから「荷」の元の字でもあるんだ。金文だと、後ろを振り向いて、「何ですか?」と尋ねているような形もある。「人」と「可」の組み合わせで、「なに?」「なんぞ」「いずれ」の意味で使われたんだね。
「可」は、神様への祈り文(祝詞)を入れる器の形の「」(口)と、木の枝を表す「」の組み合わせで、を木の枝で打つことによって、願い事が実現するよう神様に迫って許可を貰う意味があり、ここから疑問の意味が出てきたんだね。いつもも「何故なの」?と疑問を持つことが自分を成長させることにつながるよ。
(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)
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