2018年12月 2日
土をつかんで動かない...「根」
おでんが美味しい季節になったね。おでん、おろし、漬物、とくれば大根。実は大根は、大部分が根なんだって! そこで、今日は「根」を取り上げるよ。「根」は、草木を表す「木」(きへん)と、「艮」(こん)の組み合わせ。上の甲骨文を見ると、右側は「」で、呪いの眼力のある人に睨まれて、固まって動けない人の形をしているよ。だから、「これ以上進めない」「動かない」ことを表しているんだ。根が土の中で伸びられず、固まって膨らんだ部分を指し、「根底」「根元」の意味になるね。
さらに、根は草木を大きく成長させる「もと」だから、「根本」「根源」とも使われる。木の幹や枝を支えるもの...それが「根」なんだよね。
木は根がしっかりしていれば嵐も平気。ひょっとすると倒れない木には根性があるのかな? 君も【漢字と仲良く!】を根気よく読み続けよう!
(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)
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