2019年2月 3日

筆をまっすくに立てる...「建」

20190125_kanji_1.png  「(けん)」は「たてる」の意味(いみ)()ちます。(あたら)しく(くに)をたてる(建国(けんこく))、(いえ)などが()つ(建築(けんちく))、(もう)()げる(建白(けんぱく))などが(れい)()げられます。
 2020(ねん)は、東京(とうきょう)オリンピック・パラリンピックの開催(かいさい)年で、現在(げんざい)各地(かくち)競技場(きょうぎじょう)選手村(せんしゅむら)宿泊施設(しゅくはくしせつ)建設中(けんせつちゅう)です。
 「建」は、(ひだり)篆書(てんしょ)のように、「(いつ)」と「(いん)」とからできていて、「聿」は(ふで)のこと。「廴」は、「(えん)」と同じで、のびることで筆をまっすぐに()()びやかに(すす)めることから、「たてる」となりました。「(にんべん)」を付けた「(けん)」は「(つよ)い」の意味があり、「(こう)」は「すこやか」です。(さむ)季節(きせつ)、「健康」には皆十分(みなじゅうぶん)注意(ちゅうい)しましょうね。
(産経国際書会副理事長、髙橋照弘)

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