産経国際書会

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地面に突き刺さった矢の形…「至」

 「」は、金文きんぶんでは上記じょうきのように、「」とあらわします。「」()と「つち」(一)からなる象形文字しょうけいもじ(もののかたちをかたどってつくられた)です。

 くわしく説明せつめいすると、あらそいのなかてきからはなたれた矢がんできて、限界げんかいとなっていきおいをうしない、地面じめんさった形です。「とおくからやってきてここで『まる』」という意味いみを表しました。

 かならずここまでいたる、という意味の「ひっ至」、これ以上いじょう飛べないときわまった「至ごく」、一年中いちねんじゅうもっとながい「至」、日のみじかい「冬至とうじ」などと使つかわれました。
 学年末がくねんまつ時期じき今年度こんねんど勉強べんきょうすす具合ぐあいはどうでしたか? 学習がくしゅうの勢いを失わないでまえ力強ちからづよく進みましょう。

(産経国際書会副理事長、髙橋照弘)