産経国際書会

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夜空にキラキラと光る「星」

 もうぎましたが、7月といえば七夕たなばた。今回は「ほし」についてお話しします。

 星は、上の「日」の部分と下の「せい」の部分に分解ぶんかいすることで、意味や由来がはっきりします。

 上部の「日」は、もとは「しょう」という漢字が使われていました。「晶」は、「澄みきった星の光」を表す象形文字です。一方、下部の「生」は、「草・木が地上にはえた」ことを表す象形文字です。

 地上に「はえる」ことで「生きる」ことになるので、「はえる」「いきる」という意味が生まれます。

「星」という漢字は「晶」と「生」が上下に組み合わさって、きゅう字体の「ほし」と なり、さらに上部の「晶」が「日」に省略しょうりゃくされたのです。

 意味として、空にかがやく星。重要じゅうよう地位ちいの人。

 一日をせいいっぱい生きようと心がける人は、大きなことをげ、大物になるにちがいありません。

 英語えいごで、大物のことを「スター」といいますね。みなさんも、スターを目指してがんばりましょう!

(産経国際書会常務理事、山本晴城)