2020年2月23日
地面に突き刺さった矢の形...「至」
「至」は、金文では上記のように、「」と書き表します。「矢」()と「土」(一)からなる象形文字(ものの形をかたどって作られた)です。詳しく説明すると、争いの中で敵から放たれた矢が飛んできて、限界となって勢いを失い、地面に突き刺さった形です。「遠くからやってきてここで『止まる』」という意味を表しました。
必ずここまで至る、という意味の「必至」、これ以上飛べないと極まった「至極」、一年中で最も日の長い「夏至」、日の短い「冬至」などと使われました。
学年末の時期、今年度の勉強の進み具合はどうでしたか? 学習の勢いを失わないで前へ力強く進みましょう。
(産経国際書会副理事長、髙橋照弘)
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