2020年5月 3日

新型コロナは、まさに『災』

20200502_kanji_01.png  世界中(せかいじゅう)新型(しんがた)コロナウイルスに(おか)されている今日(きょう)この(ごろ)です。(みな)さんお()わりありませんか。 コロナウイルスという災難(さいなん)我々(われわれ)はどう対応(たいおう)していくのか―。(おお)きな問題(もんだい)になっています。
 そこで、今回(こんかい)は、「災」についてお(はな)ししたいと(おも)います。
 「災」の意味(いみ)は、火事(かじ)大水(おおみず)などの災難。よくない出来事(できごと)をさします。「災」は形声(けいせい)で、()の意味と、音符(おんぷ)20200502_kanji_03.png(さい)」とからできています。
 自然発火(しぜんはっか)による火災、ひいては「わざわい」の意味を(あらわ)し、古代文字(こだいもじ)会意(かいい)形声で、火と20200502_kanji_04.png(サイ)水をせきとめる=とから()り、火災、水害(すいがい)の意味から「わざわい」の意味を表します。常用漢字(じょうようかんじ)は、古代文字の省略(しょうりゃく)形です。
 語句例(ごくれい)としては、災(やく)、災(よう)、災(がい)、災難、(じん)災、(てん)災、火災...など。
(産経国際書会常務理事、山本晴城)

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