2020年8月16日

日と火であつーい!「暑」

20200813_kanji01.png  暑い日が続いています。有意義(ゆいいぎ)に夏を()ごしていますか。今年はどこの学校も夏休みが短くなり、(みな)さんにとっても記憶(きおく)(のこ)る夏になるのではないでしょうか。
 さて、今回は「暑」という文字です。音は「しょ」、訓は「あつ」いです。「日」の持つ意味と「者」とを組み合わせた文字です。日はもちろん太陽を表し、者は元の意味は火を()やすことで、「20200813_kanji03.png」の中の「火」が「灬」に変化して「煮」となって暑に通じています。
 古代の人々は太陽の日、地上の火とは同じものと考えていたようです。上に日を()くか、下に火を置くかの()です。
 太陽が()らすことにより「あつい」意味となりました。
(産経国際書会副理事長 髙橋照弘)

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