2020年11月 1日
「神様の心」と文字は密接に関係? 「意」
いよいよ11月が始まりました。野山には美しい紅葉が深まるなど、「秋意」が感じられる季節となりました。今回は秋意の「意」について見ていきましょう。「意」は「音」と「心」で構成されています。「音」はもともと「言」に「一」を組み合わせて作られた漢字とされています。「神様の祈り(言)」に対して「神が反応(一)」するときは、「静かな真夜中に、人知れず祝禱の器に微かな音を立てる」とされていたことが、「音」の成り立ちと言われています。
この「音」に「心」を組み合わせることで「神の心を推測する」といった意味となりました。
神の心を推測するなんて、「意」の由来はなんとも神秘的ですね。四季豊かな日本の美しい秋意、心ゆくまで感じたいものです。
(産経国際書会理事、鈴木暁昇)
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