2021年4月18日
すき持ち田畑の仕事につとめる「勉」
「人より勉強して将来弁護士になる!」などと、新学期始まって間もないから、大きな目標を持つ人もいるかな...。そこで今日は「勉」について考えてみよう。金文では、左側が「免」で、女の人が赤ん坊を産む姿を表す。赤ちゃんが母親の体からやっと抜け出る様子だ。 右の「カ」は耒(田畑を耕す道具)の形で、本来はこの左右で田畑の仕事に励むことを指していて、後には「つとめる」「はげむ、はげます」といった様に広がったんだ。
狭い門を無理にカを入れることから、難しいことに力を出してがんばる様子を指すんだ。
土を耕すのも、子を産むのも力を込めるから、勤勉、刻苦勉励)と同じ意味で使われるね。
ただ、猛勉強はいいけど、ガリ勉はあまり印象よくないよね。「この勉強机買うから、少しは勉強(値引き)してよ!」みたいな使い方もあるけど...ちょっと違う!?
(産経国際書会副理事長 勝田晃拓)
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