2022年4月24日
大きな針で口の祈りを邪魔する「害」



よく似た字の「舎」の旧字「舍」は、もう少し小さい針で刺す形(同じく突き抜ける)で、捨てるという意味で使われた。今の「害」「舎」は針の先が祈りに届かないから、害したり捨てたりがなく無害の字ともいえるね(笑)。
さらに「割」は「害」を傷つけるどころか刀で割ってしまうことで、強調の行為(わる、さく、分断、そこなう)の意味になったすごい字だ。あとは紙面の都合で割愛するけど気分を害さないでね。
(産経国際書会副理事長 勝田晃拓)

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