2022年9月18日
「すりみがく」ことから・・・「研」
今回は石をみがくことからできた文字「研」についてお話をします。「研」は旧字を「硏」と書き、「石」に「幵」(たいらでまっすぐなもの)を組み合わせて、「石をみがくこと」を表す形声文字となります。これにより、「研」は「知識や技術をみがく」という意味でも使われます。
読みは、音読みでは「ケン」。訓読みでは「と(ぐ)」です。部首は「石」(いしへん)となります。語例としては、研究、研修、研磨、研ぐなどです。
みなさんも、自分の感覚・感情を磨き、物事を極めるため努力を惜しまない人になってください。
(産経国際書会常務理事 山本晴城)
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