2022年12月11日
「因」はふとんで寝てる人のこと!?
寒くて、時間になってもふとんの中から出られないという経験、誰でもありますよね。そんな人のための漢字を紹介しましょう。今日の漢字は「因」という字。この字は、2つの部分から成り立っている会意文字で、四角いふとんを意味する「囗」と手足を広げて寝ている「大」からできています。ふとんで寝ている人を上から見た形ですね。また、別の解釈もあり、「囗」は家の意味で、を囲っていることから、人の家に身を寄せて生活するという見方もあります。居候ですね。
「因」には、「たよる」、「もとづく」、「よる」などの意味があり、「原因」、「因果関係」などという使い方がされるようになりました。
(産経国際書会副理事長 町山一祥)
前の記事 : コツコツと地道な努力「成」
次の記事 : 令和5年の干支は「卯」うさぎ年