会報 令和7年1月号 第110号
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「産経ニュース」に掲載された書会関連ニュースを集めました
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zakzak
2023年6月 4日
「声」は石版を吊(つ)るした楽器を打ち鳴らし、音が耳に届くことを示す文字
生まれたばかりの赤ちゃんの
産声
(
うぶごえ
)
、泣きながら話すときの
涙声
(
なみだごえ
)
、スポーツの
声援
(
せいえん
)
など、今回は「
声
(
こえ
)
」について考えます。
小学校2年生で教わる「声」の旧字は「聲」で「
殸
(
けい
)
」と「
耳
(
みみ
)
」からなり、石板を吊るした楽器「声(
)」を、人が手に木「
殳
(
ほこ
)
(
)」を持ってたたいて、音が「耳(
)」に達するということを示しています。
音は「神のおとずれ」の意味に近く、口から発するものを「声」、物によるものを「音」と使われるようになりました。声はさらに「人の声」の意味から、「うわさ」の意味にも使われるようになりました。
(産経国際書会常務理事 眞田朱燕)
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