産経国際書会

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「魚」へんに「弱」「鰯」の成り立ちは

 今年ことし最初さいしょの漢字かんじは「魚さかな」です。みなさんの家いえのお正月しょうがつの食卓しょくたくにもいろいろな種類しゅるいの魚が並ならんだのではないのでしょうか。

 上の文字は「魚」という漢字の篆書てんしょです。下の楷書かいしょの4つの「点」は背せびれを、真まん中なかの「田」はうろこを、上うえの「ク」は頭あたまをそれぞれ表あらわしています。

 魚の種類を表した漢字の多くには魚へんが使われています。「鰯」(いわし)はうろこがはがれやすく、すぐに弱よわってしまうために魚へんに弱いと書かきます。「鮪」(まぐろ)の語源ごげんは、目めが黒くろいことから「真黒」(まぐろ)。「鮪」という漢字の成なり立たちを調べると、つくりの「有」には、「広ひろい範囲はんいを囲かこむ」という意味いみがあり、鮪が広い範囲を囲むように回遊かいゆうする魚だから、という説せつがあります。

(書:産経国際書会常務理事 永田龍石)