産経国際書会

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新型コロナは、まさに『災』

 世界中せかいじゅう新型しんがたコロナウイルスにおかされている今日きょうこのごろです。みなさんおわりありませんか。 コロナウイルスという災難さいなん我々われわれはどう対応たいおうしていくのか―。おおきな問題もんだいになっています。

 そこで、今回こんかいは、「災」についておはなししたいとおもいます。

 「災」の意味いみは、火事かじ大水おおみずなどの災難。よくない出来事できごとをさします。「災」は形声けいせいで、の意味と、音符おんぷ(さい)」とからできています。

 自然発火しぜんはっかによる火災、ひいては「わざわい」の意味をあらわし、古代文字こだいもじ会意かいい形声で、火と(サイ)水をせきとめる=とからり、火災、水害すいがいの意味から「わざわい」の意味を表します。常用漢字じょうようかんじは、古代文字の省略しょうりゃく形です。

 語句例ごくれいとしては、災やく、災よう、災がい、災難、じん災、てん災、火災…など。

(産経国際書会常務理事、山本晴城)