産経国際書会

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「ひらがな」の元となった漢字

 奈良時代ならじだい、和歌わかを集あつめた「万葉集まんようしゅう」が作つくられました。万葉集の原文げんぶんは漢字かんじだけが使つかわれています。「ひらがな」が生うまれる前まえ、中国ちゅうごくにはない日本にほんの言葉ことばを表あらわすために、漢字の「音おん」を用もちいて表現ひょうげんしていたためです。例たとえば「春はる」は「波留(はる)」、「夏なつ」は「奈都(なつ)」と書かいて、表現しています。これを万葉仮名まんようがなといいます。

この万葉仮名を元もとにして作られたのが「ひらがな」です。上の文字は「あいうえお」の元もとになった万葉仮名(漢字)、「安以宇衣於」の草書体そうしょたいです。ひらがなの成なり立たちがよくわかるでしょう。みなさん、その他ほかのひらがなの元になった漢字も調しらべてみてください。

(書:産経国際書会常務理事 永田龍石)