産経国際書会

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万物を生み出す「土」の成り立ちは

 新米しんまいのおいしい季節きせつになりました。おいしいおこめつくるにはつち大切たいせつです。上の文字は「土」という漢字かんじ金文きんぶんです。

 縦長たてながかためた土をだいうえいたかたちから、土という漢字はちました。
土のあるところには様々さまざま植物しょくぶつします。土には万物ばんぶつみ出すおおきなちからかみれい宿やどっているとしんじられ、つちの神さまとしてまつられるようになりました。やがて土の神さまのおられるところに示(かみだな)をくわえ、「社」(やしろ)という漢字も生まれました。

 現在げんざいでもいえてるときには、土地とちの神さまをしずめ、土地を使用しようさせてもらうことのゆるしをる「地鎮祭じちんさい」という儀式ぎしきおこなわれています。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)