産経国際書会

「産経国際書会」公式ホームページです。

「世」の象形文字枝から伸びる新芽

 上の文字は「世」(セイ・セ、よ)という漢字かんじの金きん文ぶん(青銅器せいどうきなどに刻きざまれた古ふるい文字)です。分わかれた木きの枝えだに新あたらしい芽めが出でている様子ようすを表あらわしています。このように新しい芽が出ることから「人ひとの一生いっしょう」や「世代せだい」を意味いみする言葉ことばになりました。似にた漢字に「生」(セイ)がありますが、こちらは土つちの中なかから芽が出て、草くさが生はえる様子を表しています。

 ここで漢字の足たし算ざんです。「世」+「木」に「くさかんむり」を足すと「葉」(ヨウ、は)という漢字になります。葉は薄うすいものなので、「葉」には「薄いもの」や「紙かみ」といった意味もあります。また、「中世ちゅうせい」のことを「中葉」とも言うように、「世」と同じ意味で使われることもあります。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)