産経国際書会

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「青」の時代は若く、いきいき

 青あお葉ばが美うつくしい五月ごがつ。澄すみ渡わたった青空あおぞらではこいのぼりが元気げんきに泳およいでいます。上うえの文字もじは「青」という漢字かんじの金きん文ぶんです。「」は「生」(セイ)で、草くさの芽めが伸のびること、「」は「丹」(タン)で、地中ちちゅうの鉱物こうぶつ「丹」を採掘さいくつする井戸いどのことで、もとは「靑」と書かいていました。

 丹は絵えの具ぐやインキなどの原料げんりょうである顔料がんりょうとして使つかわれ、青あお丹にや赤あか丹にといった種類しゅるいがあります。このうち青丹は、青い草の芽のような色をしており、そこから「あおい」を意味いみする漢字になりました。

 青という漢字には「若葉わかばが伸びていくように若く、いきいきとした」という意味もあります。人間にんげんにとっての「青春せいしゅん」もまさにそうした時代じだいです。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)