産経国際書会

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みんなが持っている「名前」の起源は?

 私わたしたちにはみんな名な前まえがあります。名前は家か族ぞくや血縁けつえんを示しめす「姓せい」と、自じ分ぶんだけの「名めい」から成なり立たっています。

 上の文字は「名」の金きん文ぶんです。(ユウ)は先せん祖ぞの霊れいに供そなえた肉にくを、(サイ)は神様かみさまへの祈いのりの言こと葉ば(祝のり詞と)を入いれる器うつわをそれぞれ表あらわしています。昔むかし、子供こどもが生うまれて三み月つきが経たつと、先祖の霊に肉を供えて誕たん生じょうを報告ほうこく、命名めいめいの儀ぎ式しきを経へて家族の一員いちいんになりました。「名」という漢かん字じはこの儀式から生まれ、やがて名前の「名」を表すようになりました。

 いまでも生せい後ご1カ月げつをめどに神社じんじゃに参拝さんぱいし、子供の誕たん生じょうを祝い、健康けんこうを祈き願がんするお宮参みやまいりが行おこなわれています。産土うぶすな参りとも呼よばれ、生まれた土地とちの守まもり神に参拝します。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)