産経国際書会

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米とマスから生まれた「料」

 ユネスコけいぶんさんとうろくされているほんりょうしょく)にたいするかんしんが、せかいじゅうたかまっています。そこできょうは料理の「料」というかんちについてべんきょうしましょう。

 上の文字は「料」のきんぶんです。へんのこめを、つくりのは米をはじめとするこくもつはかる斗=枡(マス)をあらわしています。料という漢字はもともと、穀物のぶんりょうを「はかる」というでしたが、そこからいろいろなことが生まれました。

 「料理」もその一つ。ものごとをはか(料)り、おさ(理)めるという意味がてんじて、げんざいの「物事をうまくしょする」「しょくざいにて手をくわえて、ととのえる」といった意味になりました。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)