産経国際書会

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土をつかんで動かない…「根」

 おでんが美味おいしい季節きせつになったね。おでん、おろし、漬物つけもの、とくれば大根だいこんじつは大根は、大部分だいぶぶんなんだって! そこで、今日きょうは「根」をげるよ。

 「根」は、草木くさきあらわす「木」(きへん)と、「艮」(こん)のわせ。うえ甲骨文こうこつぶんを見ると、右側みぎがわは「」で、のろいの眼力がんりきのあるひとにらまれて、かたまってうごけない人のかたちをしているよ。だから、「これ以上いじょうすすめない」「動かない」ことを表しているんだ。根がつちなかびられず、固まってふくらんだ部分をし、「根底こんてい」「根元ねもと」の意味いみになるね。

 さらに、根は草木をきく成長せいちょうさせる「もと」だから、「根本こんぽん」「根源こんげん」とも使つかわれる。木のみきえだささえるもの…それが「根」なんだよね。

 木は根がしっかりしていればあらし平気へいき。ひょっとするとたおれない木には根性こんじょうがあるのかな? きみも【漢字かんじ仲良なかよく!】を根気こんきよくつづけけよう!

(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)