産経国際書会

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逆さまの人の形で表した…「逆」

 あっ! 人ひとが崖がけから真まっ逆さかさまに落おちた。大変たいへんだあ~! 慌あわてなくても大丈夫だいじょうぶ、映画えいがのワンシーンだよ。その姿すがたを上うえの金文きんぶんで見てみよう。

 「逆ぎゃく」の右部みぎぶは「」。手足てあしを広ひろげて立たつ人の姿が逆さまになっているのが分わかるかな。向むこうから来くる人を、上うえから見たような姿にも見えるね。左側ひだりがわは、「道みちを歩あるく(いく、すすむ)」という意味いみの「辵ちゃく」。だから、進すすむのとは逆の方向ほうこう、逆さまに進むことを言うんだ。そこから、「反対はんたいであること」(逆転てん、逆風ふう、逆手)、「そむく」「さからう」(逆上じょう、反はん逆、逆行こう)という意味に使つかうよ。また、人の気持きもちを表あらわす言葉ことばとして「逆さかなで」もあるよ。物事ものごとが常つねに反対の方向に行おこなわれることを指さすね。君きみたちも、一方通行いっぽうつうこうの廊下ろうかを「逆走そう」して先生せんせいに注意ちゅういされ、「逆ギレ」するなんてのは、絶対ぜったいダメだからね。

(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)